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PICK UPピックアップ

  • 2022/06/29

    『揚羽の夢 知らぬ火文庫』著者新刊エッセイ 朱川湊人

    負け犬長明、落ちぶれ平家   高校の時に授業で『方丈記』を学び、大学一年の時に『平家物語』に手を出して以来、私の中で古典と言えば、その二つが特に重要な位置につくようになった。むろん『今昔物語』などの不思議系も大好物なのだが、両作品に満ちている無常感に、若い頃の私はグッと来てしまったのだ。何より両方とも、“ダメな人たち”の話であるのがいい。   『方丈記』の筆者である鴨長明は、人

  • 2022/06/28

    『蒼い水の女』著者新刊エッセイ 柴田哲孝

    刑事片倉康孝の迷走   私の分身、刑事片倉康孝のシリーズも、この『蒼い水の女』で五作目になる。 前々作の『赤猫』に始まり、前作『野守虫』へと続いた片倉の“乗り鉄”振りも、ここに来てさらに板に付いてきた感がある。   今回はその片倉を、“SLかわね路号”が走る静岡県の大井川鐵道の旅へと連れ出してみた。もちろん片倉の生涯の相棒(?)元妻の智子や、部下の柳井淳も一緒だ。  

  • 2022/06/27

    じつに魅力的な背景描写で、トキワ荘時代に引き込まれる!|藤子不二雄Ⓐ『トキワ荘青春日記+まんが道』

    光文社から『トキワ荘青春日記』が出版されるのは、今回で3回目となります。   最初の単行本は1981年にカッパノベルスから刊行され、トキワ荘ブームを巻き起こすきっかけとなりました。1996年にはトキワ荘を題材にした映画「トキワ荘の青春」(市川準監督)が公開されると、それに合わせて再編集され、『いつも隣に仲間がいた… トキワ荘青春日記』として出版されました。   そして、このたび

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STAND立ち読み

  • 2022/06/29

    趙紫陽極秘回想録(上)

    著者:趙紫陽/著、河野純治/訳

    今日の中国では、趙は存在しなかった人である。だが将来、被害妄想的な時代が終わりを告げたとき、国のために力を尽くしたにもかかわらず、支配権力と衝突した歴史上の人物の一人として、その栄誉を称えられるであろう。(序文/ロデリック・マクファーカー)   1989年、北京市内では民主化を求める市民がデモを繰り返していた。李鵬首相ら守旧派が戒厳令布告を求める一方、民主派の趙紫陽総書記はそれを拒否し、

  • 2022/06/23

    思考の達人デカルトに学ぶ むずかしい問題を考え抜く力

    著者:齋藤孝

    学校の勉強や友人関係、SDGsなど、世の中にあふれる「むずかしい問題」。 ハッキリした答えがないから「自分で考えてみよう!」と先生や大人たちは言うけれど、そもそもどうやって考えたらいいのかわからない……。   そんなときに、世界一の頭の使い手で、フランスの哲学者・デカルトが発明した「むずかしい問題を考え抜くための4つのルール」が役に立つ!   頭がすっきりして一生役立つ「思考の

  • 2022/06/22

    トキワ荘青春日記+まんが道

    著者:藤子不二雄Ⓐ

    入手困難となっていた名著『トキワ荘青春日記』は、伝説のアパート「トキワ荘」を舞台に“まんが道”にすべてをかけた藤子不二雄Ⓐが、生きて、描いて、愛した日々の克明な記録。コンビであり親友でもあった藤子・F・不二雄をはじめ、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオ、鈴木伸一ら盟友と過ごした青春の日々をつづっている。今回の新装復刊では、自伝的漫画『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』を挿絵に、臨場感あふれる作品

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REVIEWレビュー

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NEWSイベント・ニュース

  • 2022/06/23

    廣瀬俊朗さん出版記念オンラインイベント(4)廣瀬俊朗の原点

    4月20日に発売された廣瀬俊朗さんの新刊『相談される力 誰もに居場所をつくる55の考え』(光文社)の丸善ジュンク堂書店による出版記念オンラインイベントが、「トシさんと語ろう 相談しよう」をテーマに開催されました。今回は皆さんのご質問の中から、廣瀬さんご自身に関するご質問について答えていただきました。 イベント主催:丸善ジュンク堂書店     夢を語り続ける 自分に何ができるのか

  • 2022/06/22

    廣瀬俊朗さん出版記念オンラインイベント(3)これからのキャリアとは

    4月20日に発売された廣瀬俊朗さんの新刊『相談される力 誰もに居場所をつくる55の考え』(光文社)の丸善ジュンク堂書店による出版記念オンラインイベントが、「トシさんと語ろう 相談しよう」をテーマに開催されました。今回は、皆さんのご質問の中から転職に関するお悩みについて、廣瀬さんに答えていただきました。 イベント主催:丸善ジュンク堂書店     知らないところへ飛び込む チャレン

  • 2022/06/21

    廣瀬俊朗さん出版記念オンラインイベント(2) 人間関係の築き方

    4月20日に発売された廣瀬俊朗さんの新刊『相談される力 誰もに居場所をつくる55の考え』(光文社)の丸善ジュンク堂書店による出版記念オンラインイベントが、「トシさんと語ろう 相談しよう」をテーマに開催されました。今回は、皆さんのご質問の中から人間関係に関するお悩みについて、廣瀬さんに答えていただきました。 イベント主催:丸善ジュンク堂書店     人間関係こそが土台を作る チー

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SERIES連載

  • 2022/06/24

    Canon’s note 5. 『最強のふたり』

    「ピュア」   駅の階段でベビーカーを下ろそうとしている母親を見つけた。咄嗟に「持ちますよ」と声をかけ、彼女と一緒にベビーカーを下ろした。彼女は「ありがとうございます」と言ってホームの端へと消えていった。   昔、何か人の役に立つことをすることに戸惑いを覚える時期があった。目の前にSuicaを落とした女性がいたとする。私は反射的にSuicaを拾い上げようと前かがみになるが、ふと

  • 2022/06/17

    Canon’s note 4. 『ノーカントリー』

    「あきらめく」   世界に渦巻く不条理な悪意、暴力、死。どんな人間にも平等に、それは突然降りかかる。未来に何が起こるかは決して誰にも分からない。   圧倒的な暴力描写でその現実を突きつけてくるのが、コーエン兄弟監督「ノーカントリー」だ。   「ノーカントリー」( 監督:ジョエル、イーサン・コーエン、主演:トミー・リー・ジョーンズ、日本公開2008年)   「

  • 2022/06/10

    Canon’s note 3. 『リトル・フォレスト 春夏秋冬』

    「母の味」   我が家で母の味といえば、山口県の郷土料理けんちょう、豚汁、すき焼きなどが思い出される。中でも大根をたっぷり使ったけんちょうは冬になると必ず食卓にあがる一品で、大根、人参、豆腐を醤油、酒、砂糖、みりんで汁気が無くなるまで煮込んだだけのとてもシンプルな料理だが、出汁の染み込んだ大根がとても美味しく、私は母の作ったけんちょうが大好きだった。   「リトル・フォレスト」

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